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ハンドボール −全日本学生選手権−
女子 ベスト4 日体大を打倒!!

 高松宮記念杯男子52回・女子45回全日本学生ハンドボール選手権大会(インカレ)が11月7日から11日まで、石川総合スポーツセンターで行われた。男子は、2回戦で宿敵・早大を延長戦の末、35―33で破ったが、準々決勝で日大に24―27で敗れ、4強入りはならなかった。女子は、準々決勝で日体大を28―23で撃破、13年ぶりの決勝進出を狙ったが、準決勝で優勝候補・東女体大に27―30で惜しくも敗れ3位と健闘した。

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女子、準決勝で敗れるも健闘の3位!
 後半10分までは、1点差でリードしていた大体大。そのまま逃げ切りたかったが、自力に勝る東女体大が一気に4連続得点で逆転に成功すると、20分を過ぎには再び4連続得点を奪われ、6点差まで広げられてしまい、万事休す。「前半は守ってきたが、(後半に)それを継続できないのがチームの若さ」と成澤晃子コーチ。ここ一番でチームの弱さが出てしまい、準決勝で涙を飲んだ。
 試合後、会場脇に出来た大体大の円陣で、選手たちの嗚咽が響いた。「よく頑張ったと思う」と成澤コーチも涙ながらに選手たちを称えた。鈴木麻理子主将は、その円陣の中で下級生の頑張りを労ったという。「(自分にとっては)悔いのない試合だった。でも、後輩たちにはこれ(ベスト4)で満足して欲しくはない」と鈴木主将は「インカレ初優勝」を後輩たちに託して金沢の地を後にした。
男子、宿敵早大を延長の末KO!
 延長戦後半残り10秒を切ったところで、「10、9、8…」とカウントダウンが大体大応援団から始まった。そして「0」が会場に響き渡った瞬間、大体大は5年間にも及ぶ長い呪縛から解放された。
 「大体大対早大」。大体大にとって早大は、昨年まで5年連続インカレで対戦し、一度も勝てていない宿敵だ。第44回大会以来の全国制覇を狙う大体大には、超えなければいけない大きな壁だった。否応なしに力が入る一戦だったが、小幡洋輔主将(体育4年)は「今年のチームはそんなに早大(へのリベンジ)を意識していない」と冷静な気持ちで早大戦に挑んだ。
 原点回帰―。伝統の「DFで守って走るハンドボール」を徹底して練習してきた大体大。その成果がこの試合に遺憾無く発揮された。守護神・下野隆雄(同3年)の好セーブから守りのリズムを作ると、素早く反撃に転じ、確実に得点を積み重ねた。早大に大きく崩されることなく、後半25分を過ぎたところまで、大体大が28―24と4点リードしていた。
しかし、「早大はリーグ戦にはない雰囲気を持っている」(宍倉保雄監督)。早大には大体大に5連勝しているという自負があった。早大は怒涛の5連続得点で、完全にGK・下野のお株を奪い、大体大は2分を切ったところで28―29と逆転を許してしまった。いやな空気が大体大を包んだ。が、一瞬のうちに松本勇樹(同4年)の技ありのシュートで払拭、29―29の同点に追いつき、今季チーム初となる延長戦に持ち込んだ。
 4年生・松本の「技」で同点に追いついた大体大に、延長戦の流れを引き寄せたのは2年生・成田幸平(同2年)だった。「フォーメーションで自分が(シュートを)打つことになっていたので、絶対に決めたかった」と成田は188メートルの高さを活かした「力」で早大ネットを揺らし、先に30点目を奪った。大体大はその後、集中力を切らすことなく延長戦の10分間を戦い抜いた。
 「3、2、1、0!」―。大体大は早大の呪縛からついに解き放たれた。小幡主将は「何かつっかえていたものが取れた感じ」と心境を語った。堰を切ったように涙を流して喜ぶ大体大セブンに、指揮官も目頭を熱くした。「お互い良い集中力をしていた。選手たちは良くやった。学生スポーツのモデルになる試合」と讃えた。が、すぐさま次戦の日大戦に気持ちを切り替えていた大体大。小幡主将は「まだ2回戦を勝っただけ」。
【男子】
◆西日本学生選手権[8月25日〜8月30日/福岡市民体育館他]
▽予選リーグ
 大体大 28ー11 愛知大
 大体大 34ー13 九産大
 大体大 37ー15 近  大
▽決勝トーナメント
 大体大 31ー21 京産大
 大体大 33ー21 大経大
 大体大 21ー20 中京大
[最終順位]
 優勝(2年連続29回目)
[優秀選手賞]
 下野隆雄・時村浩幹・中浦成崇
[優勝監督賞]
 宍倉保雄
[特別賞]
 中村誠
◆関西学生秋季リーグ[9月13日〜10月18日/京産大他]
 大体大 32ー21 同  大
 大体大 38ー21 天理大
 大体大 37ー17 関  大
 大体大 34ー20 桃山大
 大体大 33ー15 大経大
 大体大 35ー21 京産大
 大体大 29ー19 関学大
[最終順位]
 優勝(10季連続63回目)
[最優秀選手]
 松本勇樹
[ベストセブン]
 松本勇樹・中浦成崇・下野隆雄
東女体大DFに切り込む後藤
日本代表にも選ばれた田邉のシュート(早大戦)
延長戦後半、勝利を確信しガッツポーズを見せる大体大
◆全日本学生選手権大会[11月7日〜11日/石川総合スポーツセンター]
▽1回戦
 大体大 33ー19 東北学院大
▽2回戦
 大体大 35ー33 早  大
▽準々決勝
 日  大 27ー24 大体大
【女子】
◆西日本学生選手権[8月25日〜8月30日/福岡市民体育館他]
▽予選リーグ
 大体大 31ー16 京教大
 大体大 53ー9 琉球大
 大体大 27ー15 中京大
▽決勝トーナメント
 大体大 34ー26 福岡大
 大教大 26ー19 大体大
[最終順位]
 準優勝
[ベストセブン]
 後藤千渡世・田邉夕貴
◆関西学生秋季リーグ[9月13日〜10月18日/京産大他]
 大体大 30ー20 京教大
 大体大 33ー13 同  大
 大体大 38ー17 天理大
 大体大 27ー20 立命大
 大体大 20ー19 武庫川女大
 大体大 15ー14 関西大
 大体大 24ー21 大教大
[最終順位]
 優勝(23季ぶり20回目)
[最優秀選手]
 後藤千渡世
[ベストセブン]
 松井華子・後藤千渡世・田邉夕貴
◆全日本学生選手権大会[11月7日〜11日/石川総合スポーツセンター]
▽2回戦
 大体大 34ー19 早  大
▽準々決勝
 大体大 28ー23 日体大
▽準決勝
 東女体大 30ー27 大体大
[最終順位]
 3位
[ベストセブン]
 後藤千渡世

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