W杯(ワールドカップ)の副審に
本学OBの廣嶋さん
 ドイツが熱い。いや世界が熱い。世界中で約300億人がテレビにかじり付くといわれるサッカーの祭典、第18回ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は、32の国・地域が参加して6月9日(日本時間10日)開幕、7月9日のワールドカップを目指して熱い戦いが繰り広げられている。
 熱いのは日本の「サムライブルー」ら、選手団ばかりではない。熱狂的なサポーターもそうだが、大会に欠かせない審判団も同じだ。審判は“影のゲームメーキング”でもある。本学OBの廣嶋禎数さん(44)=85年卒、大阪府立長野高教諭=(写 真右)は、国際サッカー連盟(FIFA)から日本人として初の副審に選ばれ、韓国の副審・金大英さんとともに、上川徹主審のもと「チーム上川」を編成、日本の試合に先駆けて開幕日の9日、ポーランド−エクアドル戦(A組)で初審判。息の合ったところを見せた。
 廣嶋さんは、小学校5年からサッカーを始め、中学では夏は野球かソフトボール、冬はサッカーに興じた。本格的に取り組んだのは藤井寺高に進んでから。MFとして活躍、大体大では主に学連の仕事に携わり、大学2年で審判員の資格を取った。95年にはJリーグ審判員特別 奨励賞、96年、97年、00年、03年にはJリーグ優秀副審賞を得ている。国際試合の副審の経験も豊富で、高校教諭の傍ら、週4,5回は、筋力トレーニング、ランニング、インターバル走など体力づくりを怠らない。
 廣嶋さんは出発前「サッカーに携わっている者として世界最高峰に立てることに感謝している。とにかく平常心で臨み、チーム上川のチームワークで出来るだけ遅くまで残れるようにしたい」と力強く抱負を語ってくれた。