全日本女子バレー監督に
本学大学院修了生 真鍋氏
 
   全日本女子バレーボール、柳本ジャパンの後任は、真鍋政義久光製薬監督(45)―。日本バレーボール協会は昨年12月1日、プレミアリーグ所属、久光製薬の真鍋政義監督=写真=を女子の全日本監督に内定した。
 真鍋新監督は、大商大から新日鉄(現堺ブレーザーズ)入りし、日本リーグ(Xリーグを経て現プレミアリーグ)
3連覇、93年から監督も兼任して96、97年のVリーグ連覇に貢献。また88年のソウル五輪に出場するなど、全日本のセッターとして活躍した。99年には、日本人で初めてイタリアのプロリーグ、セリエAのパレルモでプレー。00年に帰国、旭化成(廃部)を経て、02年7月から松下電器(現パナソニック)に所属していたが、契約満了を機に、再び旭化成に復帰。
 04年、社会人特別選抜で大体大大学院に入学して、バレーボーラーと院生という”二束のわらじ“をはいた。大学院ではスポーツ運動科学の研究を行い、翌年、院の修了と同時に女子の久光製薬の監督に就任、修士監督として話題をまいた。
 久光製薬では、初めての女子バレーに戸惑いながら、1シーズン目からVリーグで準優勝、黒鷲旗大会では初優勝、プレミアリーグで久光を5シーズンぶりに優勝に導き、柳本昌一前全日本女子監督に次いで、2人目の男女チームの優勝監督になり、ポスト柳本と目されていた。
 日本協会では北京五輪終了後、2012年のロンドン五輪の代表監督を公募、女子には外国人を含む18人の応募があり、プレミアリーグの監督会の推薦を受けた真鍋監督に白羽の矢が立った。
 真鍋ジャパンは5月頃から始動する予定だが、真鍋新監督は「大学院で学んだことは、バレーで大いに生かすことができた。北京五輪をはじめ、世界選手権、ワールドカップ(W杯)など、世界の試合を数多く見て勉強してきた。新生ジャパンは、日本女子バレーのお家芸であるディフェンスをしっかり立て直し、攻撃面では、世界の主流になっている男子型オフェンスを完全なものにする。さらに日本のオリジナリティをもったバレーができるように指導したい」と抱負を語った。
 柳本ジャパンでアテネ、北京と2大会連続出場しながら、メダル獲得を果たせなかった夢を、真鍋ジャパンはロンドンで現実のものにしてくれそうだ。
 
  【相馬卓司】  

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