−就職状況−
早い時期から学力の底上げを!!
 景気に明るさが増し、昨年12月の有効求人倍率が13年ぶりに1倍台を回復しました。厚生労働省が3月発表の「労働経済動向調査」の結果 においても企業の雇用意欲はかなりの高まりを見せています。
 しかし、企業等の採用において、採用増は学生にとってチャンスではありますが楽観はできません。即戦力となる中途採用や派遣など採用方法が多様化しており、欲しいレベルに達しない学生まで採らない方針のところが少なくありません。
 ここ数年各都道府県の教員採用試験において、現役合格者数が一けた台でしか合格していないのが現状です。体育学部では約80%の学生が教員免許を取得し、毎年卒業予定者の約60%強の学生が全国の教員採用試験を受験しています。健康福祉学部では、多くの学生が教員採用試験を受験すると推測されます。07年から団塊の世代の人々が大量 に退職を迎える現状の中、教員採用数も今後10年間程度は各都道府県とも、大量採用の時代を迎えると推測されます。
 さて、別表は平成18年3月卒業生の進路状況ですが、就職率は83.6%(前年度は80.09%)となり、前年度と比較して3.51ポイントの増加となりました。アップの要因は、学校関係が前年度より4.9%増加し、全体の就職率を押し上げたことによります。教員採用試験では2名の学生が現役合格しましたが、前年度より5名の減少となりました。今後、教員採用試験に向けた受験前講座の充実や、一次試験合格者に対する個人面 接対策等の指導の充実により、現役合格者の増加を計っていくことが課題となっています。
 次に、教員を除く公務員(警察官・消防官・自衛官・刑務官・地方行政等)は、前年度より若干減少しましたが、医療・福祉関係は1ポイント増加しました。
 また、社会体育関係(スポーツクラブの指導者等)及び一般企業関係は、求人件数が増加しているにもかかわらず前年度より若干減少しています。これは、企業の採用方法が多様化していることの影響があるのではないかと推測しています。今後は学生のニーズの分析・魅力ある企業等のさらなる開拓が必要であると考えています。
 ここ数年大学教育についていけないレベルの学生や、将来に対して夢や希望を持たない学生が増加の傾向にあります。学力の底上げを計ることはもちろんですが、現社会で話題になっているニート、フリーター対策としては、低学年からのキャリア教育を実施し、将来の方向を見出せるよう導いていくことが、社会で通用する人材育成に通じるものと信じてやみません。
(就職室長 尾崎一夫)
平成17年度卒業生進路状況
平成18年5月1日現在
 
体育学科
生涯スポーツ学科
小計
合計
 
学校関係
69
27
21
90
35
125
社会体育関係
21
14
12
33
20
53
公務員(教育を除く)
11
15
23
医療・福祉
10
17
一般企業
49
22
28
15
77
37
114
自営
活動中
33
18
10
43
23
66
進学
17
26
10
36
その他
17
203
108
99
45
302
153
455
卒業生   455名
就職希望者 402名
就職者   336名
就職率   83.6%(前年度同期 80.09%)